うつ病で休職するには?流れと必要な手続きまとめ
「うつ病で仕事を休みたいけど、どうやって?」そんな不安を感じている方へ。この記事では、実際にうつ病で休職した筆者の体験を交えて、手続きや準備の流れをわかりやすく解説します。
うつ病で休職するか迷ったときに考えたこと

朝起きると涙が止まらなくなって…。それでも“甘え”なんじゃないかって、自分を責めてました。
- 心と体のSOSは、無理をしているサイン
- 迷っている時点で「休息が必要なレベル」かも
- 医師や信頼できる人に相談することが第一歩
休職までの基本的な流れ
- ① 心療内科または精神科を受診
- ② 診断書の発行を依頼
- ③ 会社に相談・申請
- ④ 労務担当と休職手続き
- ⑤ 傷病手当金の申請
病院と会社、両方の連携が必要になるので記録・コピーを取っておくのがおすすめです。
実際に休職して感じたこと(体験談)

最初の1ヶ月は何もできなくて、毎日泣いてばかり。でも、昼に外に出てコンビニに行けた日、“ちょっと回復したかも”と思えた。
- 休職=“休む”が仕事になる
- 無理に何かしようとしない
- 寝る・食べる・ぼーっとする、それで十分
診断書ってどんなもの?
診断書には、以下のような記載があります:
- 病名(例:うつ病、うつ状態など)
- 就業困難である旨
- 休職を要する期間の目安
実体験:私は「うつ病のため、ただちに休職・療養を要する」と書かれた診断書を提出し、1週間後に休職が認められました。
精神科・心療内科で診断書をもらうには
- 初診でも「休職診断書」が出ることもあるが、信頼関係を築いてからの方がスムーズ
- 書式は病院ごとに違う/自費の場合が多い(2,000〜5,000円前後)
- 医師に「仕事がつらくて続けられない」「体調が限界」など、率直に伝えること

会社に伝えるときのポイント
直属の上司や人事部門に報告する際は、以下の点を押さえましょう:
- 体調不良のため医師の診断を受けたこと
- 診断書があること(コピーでOK)
- しばらく休職したいという意思
傷病手当金について
健康保険に加入していれば、休職中の生活を支えるために「傷病手当金」が受け取れます。これは給与の約2/3が支給される制度で、申請は会社を通して行います。
傷病手当金の申請と注意点
📌 傷病手当金とは
- 健康保険加入者が病気やケガで働けなくなったときの収入補填制度
- 会社から給料が出ない期間、最大1年6ヶ月まで支給
✅ 申請の流れ
- 会社から「傷病手当金申請書」をもらう
- 本人・会社・医師の3者が記入
- 健康保険組合に提出(郵送可)
⚠️ 注意点
- 初診日や就労不能期間の証明が曖昧だと差し戻される
- 医師の記入欄を丁寧に依頼しよう
🔗 外部リンク:
▶ 協会けんぽ|傷病手当金の概要
よくある質問とQ&A
Q. 診断書なしでも休める?
A. 基本的に有給や欠勤扱いになります。傷病手当金は使えません。
Q. 復職のタイミングは?
A. 医師の「復職可能」の判断が出たうえで、会社と相談しながら調整します。
まとめ
うつ病での休職は、心と体を守るための大切な選択です。焦らず、必要な手続きをひとつずつ進めていきましょう。この記事が少しでもあなたの助けになりますように。