「病院に行かなきゃいけないのに、体が動かない」
「予約の日なのに、布団から出られない」
そうやって、自分を責めていませんか?
でも、安心してください。
今のあなたは、ただ怠けているのではありません。
脳と体が「今は休んで」と、必死にサインを出している状態なのです。
この記事では、外に出るのが怖いと感じる時の具体的な対処法や、もっと早く知りたかった「お金の制度」について、優しくお伝えします。
読んだ後、少しでもあなたの心が軽くなれば幸いです。
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病院に行けないのは、あなたのせいではありません
うつ病の症状が重いときは、
着替える、顔を洗う、靴を履く……。
そんな当たり前の動作が、エベレストに登るくらい高い壁に感じられます。
実は、管理人である私も同じでした。
「今日こそは病院へ行こう」と思っても、
結局、布団の中から一歩も出られないまま一日が終わる。
やっとの思いで立ち上がっても、
玄関のドアを開けるのが怖くて、鍵を握ったまま泣き崩れたこともあります。
まずは、「行けない自分」を許してあげてください。
今のあなたに必要なのは、無理な外出ではなく、
「動けない自分を責めないこと」です。
「動けない」は、体があなたを守っている証拠
無理に動こうとすると、
脳はさらに大きなブレーキをかけようとします。
動けない時は、「今はこれ以上傷つかないように、体が守ってくれているんだ」と考えてみてください。
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病院へ行くのがつらい時に検討したい「3つの選択肢」
どうしても外に出られないときは、
「自力で歩いて通院する」以外の方法に頼ってみましょう。
スマホで診察が受けられる「オンライン診療」
今は、自宅にいながらスマホのビデオ通話で
診察を受けられる病院が増えています。
パジャマのままでも、布団の上からでも大丈夫です。
お薬も郵送で届けてくれるクリニックがあります。
医師が家に来てくれる「訪問診療」
精神科でも、お医者さんや看護師さんが
自宅に来てくれる「訪問診療」という仕組みがあります。
「家の中なら話せる」という方は、検討してみる価値があります。
家族による「代理受診」
本人がどうしても動けない場合、
ご家族が代わりに状況を話し、お薬を出してもらえる場合があります。
まずは、病院に電話で「本人が動けないので家族が行ってもいいか」と聞いてみましょう。
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動けない時の「最低限サバイバル」術
病院にも行けず、家事もできない。
そんな時に自分を追い詰めないための、最低限の過ごし方です。
- お風呂は入らなくていい
体力がなければ、ドライシャンプーやボディーシートで十分です。
- 食事は「流し込む」だけで100点
ゼリー飲料やコンビニのパン、宅配サービスなど、
包丁を使わない食事で命を繋ぎましょう。
- 情報はシャットダウンする
SNSでキラキラした人を見ると、余計に辛くなります。
今は、自分の呼吸だけに集中してください。
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知っておきたかった「お金と暮らし」のサポート
「病院代がもったいない」
「働けていないから、お金が不安」
そう思うと、ますます動けなくなりますよね。
私は転院するまで知らなくて、
あとで「もっと早く知りたかった!」と後悔した制度があります。
自立支援医療(精神通院医療)
通院にかかる医療費の自己負担が、
原則3割から「1割」に減る制度です。
毎月の薬代や診察代が大きく変わります。
また、世帯の所得に応じて「1ヶ月に支払う上限額」が決まるので、
それ以上の金額を窓口で払う必要がなくなります。
申請に必要なもの(例)
- 医師の診断書(自立支援医療用)
- 申請書(窓口にあります)
- 健康保険証の写し
- マイナンバーカード
ポイント
診断書には数千円かかりますが、
長い目で見れば、数ヶ月で元が取れることがほとんどです。
その他の主な支援制度
| 制度名 | 内容 | 相談窓口 |
|---|---|---|
| 自立支援医療 | 通院費が1割負担になる | 市区町村の福祉窓口 |
| 傷病手当金 | 休職中の生活費を補助(最長1年6ヶ月) | 加入中の健康保険 |
| 障害年金 | 生活や仕事が制限される時の年金 | 年金事務所・社労士 |
ご注意
制度の内容や金額は、必ず最新の厚生労働省や自治体の情報を確認してください。
少し動けるようになったら。病院選びのコツ
もし、ほんの少し「スマホを見れる元気」が出てきたら。
まずは寝転んだまま、近所のクリニックを検索するだけで十分です。
- 「予約なしでもOK」な病院はあるか
当日の気分で行けるのは、大きなメリットです。
- 「精神保健福祉士」がいるか
お医者さん以外に、制度の相談に乗ってくれるプロがいると安心です。
- 口コミを「鵜呑みにしない」
先生との相性は人それぞれ。
「合わなかったら次へ行こう」くらいの軽い気持ちで探しましょう。
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まとめ|今日は「寝ること」も立派な治療です
病院に行けない、動けない。
それは、あなたが今まで一生懸命に頑張りすぎた証拠です。
無理に動こうとするよりも、
今は「暗い部屋で、ただ横になっていること」が一番の治療になります。
これだけは覚えておいてください。
「今がどん底なら、あとは上がるだけ」です。
今は底にいても大丈夫。
少しずつ、少しずつ、制度や周りの力を借りていきましょう。
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免責事項
本記事の情報は、一般的な制度の紹介を目的としています。個別の診断や、具体的な制度の適用可否については、必ず医師や専門の窓口にご相談ください。

