「休職したら収入はどうなるの?」「復職までにどんな制度を利用できるの?」と不安に思う方は多いです。
私自身、うつ病で休職し、復職を目指す中で制度の使い分けにとても助けられました。この記事では休職から復職までの一般的な流れと、利用できる制度一覧をまとめます。
休職の流れをざっくり整理
- 診断書をもらう
主治医から「就労困難」と記載された診断書を会社へ提出します。 - 会社に休職を申請する
就業規則に基づき、休職の手続きを行います。 - 療養・回復に専念する
通院・服薬・生活習慣の見直しなど、治療に集中します。 - 制度を利用して生活費を確保する
傷病手当金・障害年金など、状況に応じた制度を使います。 - 復職判定を受ける
主治医と会社が連携して復職可否を判断します。 - リワーク・試し出勤などで調整
段階的に働くペースを戻します。 - 正式復職
勤務時間や業務内容に配慮を受けながら復帰します。
休職中に利用できる制度一覧
制度名 | 対象者 | 内容 | 期間 |
---|---|---|---|
傷病手当金 | 健康保険加入の会社員 | 給与の約2/3が支給される | 最長1年6か月 |
障害年金 | 障害状態が続く人 | 基礎年金+厚生年金が支給される | 障害が続く限り |
失業保険(基本手当) | 退職して就労可能な人 | 賃金日額の50〜80%が支給 | 90〜330日(条件による) |
生活保護 | 収入・資産が一定以下 | 生活費を最低限保障 | 状況に応じて継続 |
特に傷病手当金は休職中の生活を支える基盤になります。
私の場合も毎月22万円(実質手取り17万円ほど)を受け取り、生活費の大部分をカバーできました。


復職に向けた準備
- 主治医と相談する:「どのくらい働けそうか」「どんな配慮が必要か」を確認します。
- 会社と調整する:時短勤務や業務内容の配慮を事前に相談しておくと安心です。
- リワークに参加する:復職支援プログラムで、体力や生活リズムを戻す練習をします。
私は週5フル勤務に戻すのではなく、まず5時間勤務・週4日から再開することにしました。
まとめ|制度を組み合わせて安心して復職へ
- 休職から復職までは診断書 → 休職 → 療養 → 復職判定 → リワーク → 復職の流れです。
- 傷病手当金・障害年金・失業保険など、状況に応じて制度を利用できます。
- 終了日を逆算して次の制度を検討することが、安心して復職を迎えるコツです。
休職中は不安も多いですが、制度を活用することで生活を支えながら安心して療養に専念できます。
復職に向けて「焦らず、でも早めに準備」しておくことをおすすめします。

