「前まで着ていた服が、どれも入らない……」
鏡を見るたびに、情けなくて、
涙が止まらなくなることがありますよね。
うつ病の治療を始めてから、
信じられないスピードで体重が増えていく。
それは、あなたの「甘え」ではなく、
お薬が脳に一生懸命働きかけている証拠でもあります。
この記事では、抗うつ薬の影響で
27キロ太り、ジャージしか着られなくなった私の実体験をもとに、
少しだけ心が軽くなる過ごし方をお伝えします。
ご注意
お薬の調整や体重管理については、必ず主治医や薬剤師にご相談ください。
最新の厚生労働省や自治体の情報を確認することをおすすめします。
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どうしてこんなに太るの?お薬と食欲の切ない関係
うつ病のお薬の中には、どうしても
太りやすくなってしまうものがあります。
特に、以下のようなお薬を飲んでいる方は、
自分の意志とは関係なく食欲が出てしまうことがあります。
- ミルタザピン(リフレックスなど)
- クエチアピン(セロクエルなど)
- レキサルティ
これらのお薬は、脳の「お腹がいっぱい」と感じるセンサーを
一時的に鈍らせてしまうことがあるのです。
「食べちゃダメだ」と思えば思うほど、
お腹が空いてしまうのは、
脳が「食べて!」とサインを出しているから。
あなたが自分を責める必要は、どこにもありません。
【体験談】27キロ増えて、ジャージしか着るものがなくなった日
私は、うつ病の治療を続ける中で、
最終的に27キロ体重が増えました。
あんなにお気に入りだったワンピースも、
仕事に着ていっていたパンツも、
太ももですら止まらなくなりました。
結局、外に出る時に着られるのは、
ウエストがゴムの「ジャージ」だけ。
おしゃれを諦め、自分の姿を見るのが嫌で、
美容院に行くことすら怖くなってしまいました。
「病気を治すためとはいえ、こんな姿になるなんて……」
その絶望感は、経験した人にしか分からない
本当に深いものでした。
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どん底の私を救った「キャベツ」という味方
「このままではいけない」と思っても、
うつ状態で激しい運動なんて無理ですよね。
そこで私が行き着いたのが、
「キャベツを食事に取り入れる」という
とてもシンプルな方法でした。
やり方は簡単です。
食事の最初に、千切りやざく切りのキャベツを
ゆっくりと食べるだけ。
- 噛む回数が増えて、脳が満足しやすい
- お腹が膨らむので、その後のドカ食いを防げる
- 食物繊維が豊富で、お通じを助けてくれる
この「キャベツ習慣」を始めてから、
あんなに不安定だった体重が、
少しずつ落ち着き始めました。
「これなら、今の私でも続けられる」
そんな小さな自信が、一番の薬になった気がします。
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完璧じゃなくていい。「たまのラーメン」があるから頑張れる
ダイエットを始めると、
「あれも食べちゃダメ」「これも禁止」と、
自分を縛り付けてしまいがちです。
でも、うつ病の療養中に
楽しみを全部奪ってしまうのは、逆効果。
私は自分にこう言い聞かせています。
「ラーメンは、たまに食べるから美味しいんだ」
毎日食べるのは体が重くなるけれど、
たまのご褒美として味わうラーメンは、
心にエネルギーをくれます。
100点満点の食生活を目指すのではなく、
「今日はキャベツを食べられたから、60点!」
と、自分を許してあげてください。
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主治医に「今の気持ち」を伝えてみるという選択
もし、今の体重増加がストレスで
夜も眠れないほど辛いなら、
主治医に相談してみるのも一つの手です。
- 「体重が増えたことが、精神的にかなり負担です」
- 「お薬の種類を調整することはできますか?」
このように伝えてみてください。
最近では、トリンテリックスのように
比較的体重に影響しにくいお薬もあります。
先生と一緒に、今のあなたに一番優しい
治療のバランスを見つけていきましょう。
まとめ|ジャージの自分も、今のあなたの一部
27キロ増えた現実は、確かにショックです。
でも、その27キロは、あなたが今日まで
必死に生き抜いてきた証でもあります。
- まずは自分を責めるのをやめる。
- 食事の前に、少しだけキャベツを食べてみる。
- たまには大好きなラーメンを、罪悪感なく楽しむ。
一歩進んで、二歩下がる日があっても大丈夫。
あなたのペースで、ゆっくり進んでいきましょう。

