「産まなきゃよかった」
──母からそう言われた日のことを、私は今でもはっきりと覚えています。
たった一言。それでも、それが人生を大きく左右するほどの影響を持っていたなんて。
この記事では、私が母との関係で感じてきた心の傷、そこからどう向き合おうとしているのかを、正直に書いてみました。
小さな私が受け止めた「その言葉」
「もう知らない!施設に預けるよ!」
小学生の頃、母と2人きりの生活でした。仕事で疲れていたのか、思い通りに動けなかった私に怒りが爆発したのだと思います。
でも、私はその時「母に捨てられる」と本気で思いました。
「あなたさえいなければ」──そう聞こえてしまった
「産むんじゃなかった」 「コン◯ームから漏れた汁でできた子」「堕ろすつもりだった」
思春期、進路や人間関係で悩んでいたとき。口論になった母が、ふと口にしたこの言葉。
それはもう、「呪い」のように私の胸に刺さってしまったんです。
大人になっても消えない“傷”
どこかで「私は愛されない」「いない方がよかった存在」と思ってしまう癖ができました。
恋人との関係も、仕事も、「どうせ私はダメになる」と自己破壊的になってしまうことが多かったです。
「許す」とは違う向き合い方
母を完全に許すことは、正直まだできていません。
でも、「あの人もまた傷ついた人だったのかも」と思えるようになったのは、大きな一歩でした。
いま、できること
- 日記を書くことで自分の感情に気づく
- カウンセリングやセルフケアに取り組む
- 「私の人生は、私のためのもの」と思える習慣をつくる
少しずつですが、「私はここにいていい」と感じられる時間が増えてきました。
まとめ:親からの言葉が心に残っているあなたへ
もし今も、誰かの言葉に苦しんでいるなら。
あなたの痛みは、決して「弱さ」ではありません。
それを言った人の問題であって、あなたの存在を否定するものではない。
この記事が、少しでもあなたの心の整理や、寄り添いになれたら嬉しいです。

