うつ病と診断されてから、私は長い間「何をしても意味がない」と感じていました。
薬を飲んでも、休んでも、すぐには良くならない現実に落ち込み、
「動けない自分はダメだ」と自分を責める日々。
そんな中でも、少しずつ試してみたことの中で、「これはやってよかった」と思える習慣がいくつかありました。
今回は、その中から特におすすめの3つをご紹介します。
どれも無理なく、今日から取り入れられるものばかりです。
1. 朝にカーテンを開ける
朝起きたら、まずカーテンを開けて外の光を取り入れる――これだけです。
光を浴びることで、脳内のセロトニンが分泌されやすくなり、体内時計もリセットされます。うつ病のときは生活リズムが乱れがちですが、この小さな行動が、日中の気分や睡眠の質にも影響してくれます。
リンク

最初は布団から出られない日もありました。それでも、手だけ伸ばしてカーテンを開けるだけにしていました。それを続けるうちに、少しずつ「朝の光が心地いい」と思える日が増えました。
2. 小さな“できた”を記録する
うつ病のときは、できないことばかりに目がいってしまいがちです。そんなときに役立ったのが、「できたこと」だけを記録するノート。
- ご飯を食べた
- シャワーを浴びた
- 返信できた
- 外に出られた
ほんの些細なことでも、「できた」にカウントします。

最初は「こんなの記録する意味あるの?」と思っていました。でも、見返すと「何もできなかった日」なんて1日もなくて、少しずつ自分を責める気持ちが減っていきました。
3. 湯船に浸かる(できる日だけ)
体を温めることは、心にも良い影響があります。お風呂に浸かると血流が良くなり、筋肉の緊張がほぐれ、リラックス効果も。
毎日は難しいので、「できる日だけ」と決めてOK。お気に入りの入浴剤や香りを使えば、ちょっとした楽しみにもなります。

湯船に浸かるときは、香りのある入浴剤を入れてみました。「あ、今日は少しだけ自分をいたわれたな」って感じられて、それが小さな自信になりました。
おわりに
うつ病のときは、「毎日やらなきゃ」と思うと、それ自体が負担になります。だからこそ、「できる日にやる」くらいの気持ちで大丈夫です。
今回紹介した3つは、私が無理なく続けられた習慣です。少しずつでも、あなたの毎日がやわらかくなりますように。